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とにかく推しに甘い

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クイーンを知らない女がボヘミアンラプソディを観た話

・一年以上ぶりにブログを書いた。書き方を忘れている割にはポエム度が上がっている。

 

ボヘミアンラプソディを観たけど、そもそもわたしはクイーンのことをなにも知らなかった。どれくらい知らなかったかというと、フレディの名前も知らなかったし、もうすでに亡くなっていることも知らなかった。もちろんクイーンが四人なのも知らなかった。(威張るところではない)
・基本的に洋画は得意じゃない。登場人物の名前が覚えられないので。あと伝記物も不得手。だから普段であればボヘミアンラプソディは観ないんだけど、ネットでめちゃめちゃ話題になっていたので、(ミーハーですまん)観てみることにした。
・その決断をした11月17日の自分を褒めたい。偉いぞ!よーしよしよし。
・地元の映画館の一番大きなスクリーンが満席だった。そういうことはあんまりないので、びっくりしたのを覚えている。
・映画は素晴らしかった。そういう一つの言葉で片付けていいのかわからないけど、それでもほんとうに素晴らしかったのだ。
・今までクイーンを知らずに良く生きてこれたな。わたし。
・それは大げさって笑われるかも。


・映画を観ている間中ずっと涙が出た。なんで泣いたのか全然わかんなかったけど、ずっと泣きっぱなしだった。他の映画だったらこういうところが泣けた〜とか、こういうところに感動した〜とかあるんだろうけど、そういう感じではなくて、なんだか自然に泣けてくる、という感じだった。
・もしかしたら普遍性とはこういうことを言うのかもしれないな、と思ったりもした。
・(これを言いたいがために普遍性という言葉の意味をググった。必死)


ボヘミアンラプソディって、もちろんフレディの物語だと思うんだけど。でもそれだけじゃなくて、彼らとわたしたちの物語なんじゃないかなあ。
・一人の青年が他でもない三人に出会って、四人になって、クイーンになって、もちろん映画では描かれなかったこと、本当は違うけど事実のように描かれたこと(エイズを発症した頃のこととか)はあるんだろうけど、それらなにもかもすべて引っくるめて、「彼らの物語」そして「わたしたちの物語」なんじゃないかと思う。
・フレディの物語であり、ブライアンの物語であり、ロジャーの物語であり、ジョンの物語であり、メアリーの、ジムの、ポールの物語であり、あの頃クイーンを愛していた、今もクイーンを愛している、そしてこの映画でクイーンを知った人の物語。
・だから映画を観たわたしはきっと、あんなにも楽しかったんだろうな。


・一緒に映画を観た、来日公演にも行ったことのある同僚が、「あのクイーンを追いかけて毎日楽しかった頃を思い出した。ほんとに楽しかったんだよ」と言ってて、それってすごく羨ましいことだ。そうでしょう。だってフレディが亡くなって、四人のクイーンが永遠に見られなくなってしまってから生まれたわたしは、もう2度と同僚が感じたような楽しさを追体験することはぜったいにできない。なにがあっても。
ポケモンGOがリリースされたとき、盛り上がるポケモンど真ん中世代を見て「ポケモン世代じゃないから素直に羨ましい」って言っていたひとがいて、そのときはどういうことかあんまりわからなかった(感覚的に)けど、今ならわかる。
・クイーン世代じゃないから、クイーン世代の人たちがこんなにも羨ましい。
・いいなあ、わたしはもう四人のクイーンを永遠に見られないんだよなあ。


・今は同僚に教えてもらったアルバムを聴いたり、youtubeでMVを見たり、ツイッターでファンの方が作ってくださったタグなどを検索したりする日々。永遠に新規のクイーンファンです。こんにちは。


・もっと昔からクイーンを知っていたかったな(知らなかったのはこっちの落ち度なのでこういう言い方もあれなんだけど)と思ったりすることはある。
・でも、
・2018年、平成が終わる最後の年、何か大きなものが終わる年に、ボヘミアンラプソディに出会って、クイーンに出会えたことが、わたしの運命だったのかもしれない。きっと。もしかしたら昔に出会っていたら好きになっていなかったかもしれないもんね。
・今この時代にこの映画があって良かった。
・そしてクイーンはまだ活動中だということも教えてもらった。北米ツアーが始まるらしい。来日公演とかあったりしないかな。それか行くか、北米。行ったことないし。


・四人のクイーンがいない世界に生まれたわたしが、もう一度四人のクイーンに出会えたことがこんなにもうれしい。今回は映画という形だったけど、また別の形で出会えたりすることもあるんだろうか。VRでライブの追体験が出来るようになったりしたら、それはとっても最高なことですね。2018年にあなたたちのファンになったわたしは、いつかまたあなたたちに会えるって信じています。

 

デスノミュージカルを観た話

デスノートミュージカル観てきました!二度目の新国立劇場(一度目はキンキーブーツ)

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 結論から言うとめちゃめちゃ面白かったです!最初はデスノートでミュージカル?歌って踊るの?大丈夫なの?という感じでしたが、始まってからはそんなこと思う暇もなくずっと面白かった。なのでメインの三人について感想書きたいと思います!ネタバレとか諸々自衛お願いします。舞台初心者なのでその辺は目を瞑ってください。

 

1.夜神月(柿澤勇人さん)

キラがいる…!と思いました。すごい。最初の好青年な雰囲気から、どんどんボタンを掛け違えたみたいにタカが外れていってしまう様がちょっと怖かった。あと歌がべらぼうにうまい。あんなにうまかったらカラオケとか楽しいだろうな…。

もう風貌からして夜神月(キラ)って感じだったし、頭がめちゃめちゃ良さそうな感じとか、あり得ないくらい負けず嫌いそうなところとか、もう百点満点の百億点って感じだったけど、特にすごいなと思ったのが新宿駅でFBIを手にかかるところとラストの「僕が新世界の神」ってシーン。歌いながらも若干狂った感じの笑い声をあげるの、ほんとすごかった…。しかも仰け反りすぎじゃないですか?あんな体勢であそこまで声が出るもの?ちなみに家に帰って自分で試しにやってみましたけど、声が出なくて噎せたし弟には奇異の目で見られたのでオススメしません。

柿澤さんの夜神月は自分は正しいことをしている、それが世界のためになっている、って他の誰が信じていなくても自分自身が信じているという事実によってその場に立ち続けている、という感じがして、ちょっと切なかったり苦しかったりもしました。他になにがなくても自分自身がそう信じていたらそれは何よりも確かなものなのだろうな。

ラストシーンのリュークに名前を書かれるところも、神になりたかった人間の青年の末路という感じがしてとても良かった。悲痛だった。ああやって死んでしまったから、もう誰も、夜神月がキラだったという、彼がまさしく神であった過去を知る人はいなくなってしまうんだ…。

余談ですがミサミサとLの邂逅シーン、月がミサミサを抱えて反転するところ、うわっ…男の子だ…と思ってめちゃめちゃときめきました。頭も良くて運動神経も良くて顔も良くて女の子軽々持ち上げられちゃうなんで少女漫画のヒーローじゃん。

 

2.L(小池徹平さん)

月に比べてあんまり出番がなかったので、最後までどこか得体の知れなさが拭えなくて、それこそがLなのかな?と思いました。あとやっぱり歌がべらぼうにうまい。さすが。

裸足でペタペタ歩くところとか、マシュマロ?を食べてるところとか、可愛いポイントもしっかり押さえつつ、少ない情報から的確に答えを導き出す頭の良さ、そして彼が一体どういう人物なのかわからない得体の知れなさが混在していて、しかもそれが綺麗に混ざりあっていて、観ていて違和感とか全くなかった。すごい。あと服装をまじまじと見るととってもえっちじゃないですか?

映画とかドラマの時も思ったけど、月とLって出会い方がああでなかったら絶対仲良くなってだろうなと思えてしまうのが切ないです。きっと生涯の友になってただろうにな。でもそんな日は永遠にこないのがなんとも酷い話です。

 

3.弥海砂(唯月ふうかさん)

最初アイドルとしてライブやった時は、これどうなるんだ?!と思ったけど、最後の最後まで月を信じた唯一の女であり続けたのが本当に良かった。盲目までに月を(というかキラを)信じ、愛し、味方であり続ける。デスノ映画(東出のほう)の時も思ったけど、海砂は本当にいい女だよ…お前はいい女だ、幸せになってくれ…でも月と一緒にいることが不幸になることなら、海砂は一緒に不幸になりたい女なんだよな。ハァ〜ほんと海砂いい女すぎん?あと唯月さんも歌がべらぼうにうまい。

死神の目を手に入れた海砂が「この目はあなたのものよ」って言ったり、渋谷で月と出会った海砂が「あなたと出会うために何でもやった」と言ったりするの、デスノ映画(東出のほう)の時も思ったけど、たった一人のために存在して、たった一人のために生きてきた人生なんだなと思い知らされて、ちょっと苦しかった。あと拘束されてもなお月を信じ続けるところとか。

所有権を放棄してデスノートに関する記憶も月がキラだという記憶もを忘れてしまった海砂は、それでもやっぱり月のことを好きなまんまで、それなのに月は死んでしまって、だから最後に登場した海砂には遣る瀬無い感情を抱いてしまいました。もしかしたら、ほんとうにもしかしたらあったかもしれない月との未来が、あっけなく潰えてしまったんだもんな。ミュージカルはどういうエンディングなんだろう?と思ったけど、結局月もLも死んでしまうのが切なかった。(でもパパが生きてたのは良かった)

 

あとリュークがお茶目で可愛かったけど最後はバッチリ死神でちょっとゾッとしたとか、レムの献身的な愛は呪いみたいだなと思ったりしたとか、お父さんが最後の最後まで月を信じ続けたとか(でも月は死ぬ)、言葉では言い表せないくらい良くて、何度でも観たい!と思わせる作品でした。ほんとうにめっっっっっっっっちゃ良かった。ちょっと泣いた。

まだ観ていない人には是非観て!とオススメできる作品だな〜。本当に良かった。もっと早くに知っていればよかったな。

あと今ハリウッドで映画化したデスノートNetflixで公開してて、それもどうなっているのかとても気になります。

 

余談ですがわたし舞台観劇に行くとすぐにお尻というか腰が痛くなってしまって、動きたいけど動いたら後ろの人に迷惑だし、でも腰は痛いし…という苦しみに悩まされています。どうやったら腰とかお尻痛くなくなるんだろう。座り方が悪いのかなやっぱり…。

三代目JSBと和解した話

(和解とは…?)

自分が三代目JSBに落ちるまでが劇的に面白かったので(当社比)備忘録として書きます。

 

出会い(?)は窪田くんの追っかけをしている母の勧めでHiGH&LOWを見たことです。

とは言っても最初は林遣都くん目当てで見てて、その時は「EXILE?ああ、あのなんかパリピ代表みたいなやつでしょ。演技できんの?」とか言っていて、全然真面目に見てませんでした(更にこの時点でそもそもとしてがんちゃんがEXILEだということも知らなかった)(過去の自分を殺したい)。なんなら林遣都くんが出るまで見たり見なかったりすることもあったんですよね。で、一期が終わって二期が始まって、母は真面目に二期見てたけど、わたしはほとんど見てなくて、そうこうしてる間に映画が始まって、映画も上演期間終盤になって「このまま観ないのもなんかあれだし、とりあえず観とくか〜」という軽い気持ちで観ました。

 

そして死んだ。

いや、は?なにあれ?あんなサイコーな映画をなんで今まで自分観てなかったわけ?全然意味わかんない自分殺したい…みたいな気持ちになり、とりあえず慌ててhuluに入会、今までほとんど適当に流し見をしていた一期二期を超真面目に観て(そしてあっという間にハマる)(過去の自分を殺したい)ツイッターアカウント作って、応援上映に行き…応援上映は友だちがいないので母と行ったよ。母は応援上映というシステムにいたく感動して、上映終了後もずっとにこにこしていたのでなんだか許された気持ちになりました。みんなハイロー観てくれよな!今度映画第二弾と第三弾やっから!!!わたしの推しは山王連合会の幼馴染です!

 

とかなんとかやっている時に偶然フォロワーさんのRTで三代目JSBというグループを知りました。これまでハイローを観てきてEXILEというグループは知っていたけど(名前だけ)(諸般の事情から近づかないようにしていた)、他にグループがあるなんてことをまあ当然知らなくて、へーそんなグループあるんだな〜という気持ちでした。この曲聴いたことあるようなないような…とりあえず聴いとくか、youtubeにMVあるらしいし…と思い、検索結果で上の方に出てきたMVが視聴することにしたんですけど。

 

 えっ?なにこれ最高では?(一週間ぶり2度目)

そここらの記憶はあまりない。気付いたらFC入ってて、モバイルも全部登録してて、メンプロとか買ってて、ライブに行ってました。おかしい…ここ最近の記憶が全くない…でも残高は減っているのでなにかあったことはわかる…なにがあったかがわからない…。

気付いたら年が明けてて2017年やってきていたんですけど、わたしの2016年どこいったんだろう…楽しくお財布からお金出していた記憶だけはあるんだが…。

 

とまあこんな風に気付いたら沼(こういう表現あんまり好きじゃないんだけど、これ以外に適切な言葉がない)に落ちていて、それが底なし沼だったものだから、毎日楽しく貢いでいます。すげーよな、推しが生きてるって…同じように歳を取るってすごい…今まで推しが歳とらないジャンルにいたから…。冷静に考えて推しが生きてるってすごい。生きてるってなに?あいつら呼吸するし朝起きて夜眠るしご飯食べるんだぜ…すごいよな…。いや今までのジャンルでも推しは生きてたけど、同次元に存在してて呼吸してて生きてるってすごい。感謝しかない。これからは感謝して生きよう。

 

(ここから私事を偏見で話します)

今まで三代目に限らずEXILE系列はできるだけ近づかないようにしていて、それっていうのはまあ色々理由はあるんだけど、色々考えた時に一番の理由は彼らが怖かったってことに尽きると思うんですよね。

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(心の声:明らかに輩では…?)

なんていうんだろう、わたしはスクールカーストの最底辺にいるような人間で、教室の隅っこにいるような人間だったんですね。

スクールカースト(または学校カースト)とは、現代の日本学校空間において生徒の間に自然発生する人気の度合いを表す序列を、カースト制度のような身分制度になぞらえた表現。

身分制度で言うと自分は最下層の人間であり、食物連鎖で言うと昆虫とかその辺で、間違ってもクラスの中心、スクールカースト最上位にいるような、明るくてきらきらしてて面白くて活発で、運動が出来たり頭がよかったりする存在ではなかったわけですね(書いてて悲しくなってきた)。で、EXILEとかそういう系列の存在を好きになっていいのはスクールカースト上層部の人間だけだと思っていました。半年くらい前まで。なんなら「EXILEとか好きな人とは一生知り合いにすらなることはないと思う」とか言ってた。まあファンになった今でも別に友達とかいるわけじゃないんですけど。

だってこういう人たちって自分みたいな存在のこと嫌いそうじゃん。こっちの存在無視したりないものとして扱ったりしそうじゃん。陰で悪口とか言ってんでしょ(※偏見であり被害妄想です)

なんていうんだろう、結局自分は傷つきたくなかったんですよね。別に彼らはこちらのことを傷つける気はないし、こっちが勝手に傷ついてる、傷つこうとしているだけなんですけど、でもそれでもわたしは傷つきたくなかった。毎日現実の世界で仕事とか諸々社会というものに傷つけられて満身創痍なのに、嗜好品でも傷つきたくなかった。優しいだけの世界にいたかった。

まあ結論からするとそんなことは全くなくて、今までなにをそんな怖がっていたんだろうって感じだったんですけどね。わはは!

結局、自分の世界を狭めているのは自分なんだなあって痛感しました。実際交流してみたらファンの方みんな優しいし、いろいろ教えてくれて親切だし、綺麗な方やかわいらしい方ばっかりだし、最早女神では…?という気分です。なんで今まで食わず嫌いして遠ざけてきたんだろう。そんなことぜんぜんないのにね。

半年前の自分に今現在のわたしの状態を伝えたら泡を吹いてその場に倒れると思います。それくらい信じられないことだし、今の自分でもちょっと信じられない。でも、今わたしはすごい楽しいし毎日元気に過ごせているので、泡を吹いて倒れた自分にも大丈夫だよって言いたい。ぜんぜん大丈夫だよ、怖いことなんてなにひとつないよ。まあ、驚くことはいっぱいあるけど。フェルト文化とか。あれはいまだによくわからん。

 

なので、2017年の抱負は食わず嫌いをなくしていろいろ挑戦できるようにする、です。とりあえず一人で遠征は達成したので、次は何にしようかな~。こうやって一人で生きていくのがどんどん上手になっていくのでした。

おしまい。

 

ていうか友人に三代目ファンになったって話をしたら「大丈夫?辛いことでもある?仕事辛い?相談のるよ?」と言われたのがいまだに納得いかない。

東出昌大に村を焼いてもらいたい話

タイトル「東出昌大に村を焼いてもらいたい」(原文ママ)

 

 

 

映画デスノートから村を焼く東出昌大という萌えを1人身のうちに抱え込んでいるわけなんですよね。デスノートの感想はこれ↓

映画デスノートを観た話(※ネタバレしかない) - 話せば長いこと

 

デスノートで新生キラである三島の役を演じているときの、サイコパスみを感じる東出昌大がほんとに最高なんですわ。普段はあんな人の良さそうな感じなのに、裏では何を考えてるのかわからない感じが良き…聖の青春も観たんですが、あの東出くんは完全に羽生さんだったので、不穏みを感じるとかそういう次元の話ではなかったですけど、あれがもしも羽生さんでなかったとしたら、きっと同じことを言ってたと思うんですよね。(わたしが)

腐るほどツイートしたんですけど、東出くんが「今日の晩御飯何にしようかな」と考えている時と同じ顔で「今日は何人殺してやろうかな」って考えてそうな役とか絶対似合うと思うんですね。(当社調べ)普通な顔して普通じゃないことを考えてそうな役があまりにも似合う…あまりにもかっこいい…あまりにも…。

だからその結論として東出くんには村を焼いてもらいたいわけです。ここでタイトルに戻る。

 

ある小さな村の外れに寂れた洋館があって、そこには今まで誰も住んでいなかった。でもある時からその洋館に1人の旅人が住み着くように。

医者だというその旅人(東出昌大)は最初こそ村人に警戒されていたけど、さる冬の日に村で流行った病を治したことで信頼を得、その人の良さからあっという間に村の人気者に。村で一番美しいと評判の村長の娘と良い感じになる。

病もなく、穏やかな日々。洋館の庭を畑に改造した医者(東出昌大)は、畑で採れた野菜を村人にお裾分けしたり、逆に村人から野菜をお裾分けしてもらったり。時々娘と一緒に山菜採りに出かけたり、村人の家に招かれて宴会をしたり。そういう穏やかで平穏な日々が永遠に続くかと思われていた。

けれど。

ある良く晴れた日。娘は少し離れた隣の村まで買い物に出かけることになった。村を出るためには洋館の前を通らなければならない。洋館の庭では医者(東出昌大)が畑いじりをしていた。

娘「こんにちは」

医者(東出昌大)「はい、こんにちは。お出掛けですか?」

娘「はい、隣の村まで。そういえば今日は満月なんですって、ご存知でしたか?」

医者(東出昌大)「へえ、そうなんですか」

医者(東出昌大)はいつも通りの笑顔で答えた、空を見上げた。娘が、お月見なんか良いですね、と言うと、そうですね、とまた笑う。

その日の夜。

早く帰ることが出来れば医者(東出昌大)とお月でも出来るかもしれない。そう思って急いて帰ってきた娘の目に飛び込んできたのは、煌々と燃え盛る自分の故郷の姿だった。

呆然としながら村に駆け寄る娘。しかしあまりに炎の勢いが強く、中に入ることが出来ない。誰か逃げていないかと思い村の周りを走り回るが、人影はない。もしかして、と絶望が娘の頭の中を過るころ、ついに人影を見つけた。それは娘が今一番信頼している男の姿だった。

駆け寄る娘。しかし、途中で足が止まった。男の手に燃え盛る松明が握りしめられていたからである。

娘「なんで…」

男が炎をバックに振り返る。炎と満月の光に照らされた横顔はあまりに美しかった。

医者(東出昌大)「月がきれいだったので」

 

みたいなやつがみたいんですよね~~~~!!!!!!!!!!!そういう役やってくれないかな~~~~!!!!!!!!!!!この後僅かな慈悲を期待して、娘がなんでわたしだけ助けたんですか!!!!って言ったら、「そういえばあなた、出掛けてたんでしたっけ」って娘が出掛けてたことを今思い出したって顔してくれ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!

ちなみに今日から公開のぼく明日にも東出くん出てますけど、村を焼くなんてことは一切なく、ただただ良い人なのでぜひ観てほしいです。映画もとっても泣けます!!!!!!!!!!!

 

 

 



映画デスノートを観た話(※ネタバレしかない)

新作映画デスノート観てきました!観終わった後周りの席の人が口々に「つまんない」とか「期待はずれ」などと言っていて、まあ気持ちは分からなくもないんだけど、わたしとしては結構楽しめたし性癖に刺さりまくったので、備忘録として感想を残しておきます。

考察(と言うほどでもない)と妄想とネタバレ含んだ感想になるので、諸々自衛お願いします。

 

 

 

1.ベポ

松坂桃李が声当てたと聞いてワクワクしてたけど、出演時間二分もない。そのためだけに松坂桃李をキャスティング…?なんのために…?

ベポがしたことといえばデスノートの新しいルールを伝えただけでその後一切出てこないので、出てきた意味とは?と言う感じだったので、その後もなんらかの形で出てくれば良かったのに。それはリューク、アーマ以外の死神にも言えることだけど、実際問題リュークやアーマのように人間に姿を晒す死神の方が珍しくて、ベポのようにほとんどの死神は姿を隠してるのが普通だったりするのかな。

 

2.船越英一郎(御厨賢一)

最高裁判所判事がデスノートを手にしたらどうなるのか?というモデルケースっぽいけど、総出演時間五分くらいしかなくてほんと勿体無い。この人だけでスピンオフ一本とれるのでは?彼がキラ信者を粛清するのは「法としての秩序」を守りたいがためだという解釈でいます。キラは法律から一番遠いところにいるので、キラの存在を容認してしまうと自分の存在意義がなくなるもんね。

でもこれほんと船越英一郎である必要とは…?あんな五分で消えるのに…?

 

3.川栄李奈(青井さくら)

トチ狂った感じの演技が最高!でも彼女のサイコパス感はhulu見てないと分からないところあるからなあ…huluの話も入れればいいのにな…不親切設計どうにかならんのか?

彼女はキラとかそういうの関係なく、一般の人間がデスノートを持ってしまったらどうなるか?というモデルケースという解釈。デスノートによって得られる全能感、自分は他の人間とは違うという優越感。渋谷のスクランブル交差点での大量殺戮はその現れなのかなと思います。ちなみに彼女のこと大好きなのに五分くらいで消えます。

 

4.他のデスノート保持者(二名)

医者がデスノートを手にしたらどうなるか?というのはなかなか面白かったな。初めてデスノートを使ったのが苦しむ患者を救うためだったっていうのが、色々と考えさせられた。

あと一瞬で消えたウォール街の悪魔さん…何も分からなかった…もっと尺があっても良かった。

 

5.松田

松田は今作で唯一前作の記憶を持っているキャストであり、死ぬまでずっと苦しかったのではないかな、と思う。今回対策室メンバーはみんな偽名を使っていたのに松田だけ本名なのは夜神総一郎の意志を継いでいるとパンフレットに書いてあったけど、過去にあったことを忘れないために本名でいたりするのかな~。戒め的な…(妄想です)

キラウィスルが拡散されてキラ(月のほう)の映像を目にしたとき、松田が嬉しそうなのなんか…言葉をなくした…彼にとって月はキラであると同時に一緒にキラを追いかけて追い詰めた頼りになる仲間であり、同志であり、可愛い後輩なんだよな。頭ではもう月は死んでいるし、彼がキラだということもちゃんとわかってて、でもやっぱり月が生きているかもしれないと思ったら、思わず微笑んでしまうくらいうれしい、というのは…松田…辛かったな…。しかも竜崎に「嬉しそうにするな」と言われて慌てて顔を引き締めるの、無意識だったんだなって結構しんどいです。

「もし月くんが生きていてこの事件を引き起こしているのだとしたら僕が止めなきゃ」というセリフは、過去生身の月に接したことがある人間は自分だけで、だからこの事件を終わらせるのは自分でなければならない、という決意から生まれたセリフなのかと思いました。昔月を殺した松田は、もう一度月を殺す決意をしたのだった…(妄想です)

思えばあのメンバーの中で月の肉声を聞いたことがあるのは松田だけなんだよな。

 

6.ミサミサ

ミサミサ!お前はいい女だ!幸せになってくれ!

10年前に月を喪ったミサは10年間で立派な女優になってここまで生きてきたけど、ずっと月が好きなまんまで、10年間恋人もいなかったのはどうしたって月が忘れられなかったからなんだなあ。月はもう死んでいてどこにもいないってわかってる。だから紫苑の言葉にも「そんな言葉信じるわけないでしょ」って返した。でも頭ではわかっていても心が月の生存を信じてしまった。もしかしたら月は生きているかもしれない、目の前で死んだ月は実は夢で、本当はどこかで生きているんじゃないかって、そう思ってしまったから、紫苑に言われた場所にやってきたんだよね。ミサの10年は月を好きでいた10年だったんだ……。(一縷の望みをかけて死神の目を手に入れて月の写真を見た時のミサの気持ちを考えるとかなりしんどい)

それからミサがデスノートに書いた死に方が「夜神月の腕の中で死亡」がマジでしんどさの極みだった。しかもその死に方についてパンフレットに「あり得ない死に方を書くと心臓麻痺になるので、ミサの死因は心臓麻痺です」って書いてあって、こいつらには血も涙もないんだと思いました。ミサ~幸せになる道もあったのに、その道を選ばず、愛した男と一生添い遂げる道を選んだお前はいい女だよ……ただひたすらたった一人の人間のために存在した人生で、たった一人のために縋るように生きてきた10年だったんだな…。

 

7.紫苑優輝

オタクってこういうキャラ好きでしょ?とでも言いたげな全方位に向けて突き刺さりそうなキャラ設定(でもなんで紫苑があそこまでキラ狂信者になったかはhulu見ないと全然わからないので、マジでこの不親切設計はどうにかしたほうが良いと思います。ほんとに)。「キラこそが神だ」と言って嗤う時の表情、百点満点中の五百点くらいあります。

紫苑がデスノートを集める理由はただ一つ、自分にとって唯一神であり絶対神である「キラ」を「復活」させること。夜神月こそが「キラ」であり、それ以外の「キラ」は全部キラの偽物。最後、約束の場所で死神の目を手に入れて、キラを殺す、と宣言した紫苑、めっちゃ好きです。こういうのに弱い。

ある意味作中で一番ピュアな存在なのかも?ただただ自分を救ってくれたキラを信じていて、世界を二つに分けるならキラか、キラじゃないか。そういう危うさがある。それと同時に若さゆえの無鉄砲さ?もあって、リュークにゲームをしようと持ちかけて、銃で撃たれまくっても嗤いながらデスノートに名前を書き続けるシーン、狂気を感じてすごい良かったです。菅田ちゃん、作品ごとに全然違う人間になるからすごいよね。でも竜崎に「ノートが銃に勝てっかよ」って正論言われるのめちゃめちゃ面白かった。その通り過ぎる。

あと、全力でコスプレするの、かわいかったです。

 

8.竜崎

映画だといきなり竜崎が捜査協力することになるので、全然いみわからんってかんじになるんですけど、これもhulu見てればわかるんだよな……hulu見ないと前後関係わからない不親切設計まじでどうにかしたほうがいいよ(三度目)。

竜崎は天才になりたかった天才、って感じなのかな~と思いました。Lを超えるとしきりに言うけど、結局Lと同じ死に方で死ぬのは皮肉だなと思う。

まず前提として越えられない大きな壁があって、それを越えよう越えようと必死になっている印象を受けました。だから今回の映画が緊張感のある頭脳戦や心理戦じゃなくて、穴も多いし杜撰な感じがあるのは、天才同士の戦いじゃなくて、天才になりたかった凡人たちの知恵比べだったからなのかな~(肯定的に捉えてみました)。デスノートを一度も使わず、デスノート事件を解決する。Lが成し遂げられなかったことを自分が成し遂げることで、Lを超える。そうして「Lの後継者」ではなく、「竜崎」という存在、ひいては「新井正幸」という一個人を認めてもらいたかった。Lを超えられなければ竜崎は一生「Lの後継者」であり、「新井正幸」にはなれない。それなら生きてたって死んでたって同じことなんだろうし(妄想です)。

だからアーマが自分の寿命を延ばして砂になって消えた時、あれだけ絶叫して見せたんだと思う。アーマはLのこともLの後継者としての竜崎のことも知らなくて、ただただ「デスノート保持者の新井正幸」という一個人を見てくれていたから、だからアーマの存在は竜崎にとってある種の救いになっていたところ、あると思います。竜崎にとってアーマは死神であると同時に「この世界でたったひとり存在する、自分を理解してくれる存在」だったのかなあ。そうして、そこに三島が加わりかけていた。三島はほとんど竜崎のことLの後継者とは呼ばなかったもんね。竜崎のこと殺したけど。

三島、竜崎のこと殺したけど……。

 

9.アーマ

アーマも総出演時間五分くらいだったけど、竜崎の命を救って消える、というとんでもない技をやってのけて消えたのほんとずるいです。アーマが女性的であるので、竜崎×死神とか全然ありとか思っちゃったんで勘弁してください。

アーマの名前の意味、なんだろう?って思ったんですけど、アニマだったりするのかな?どちらかというとアーマに竜崎の「母親」としての立ち位置を見出したので…。

竜崎はアーマのことを「友」と表現したけど、アーマは竜崎の「友」であると同時に竜崎の「母親」であり「姉」であり「理解者」であり、存在しえないはずの「家族」だったのかもしれないな~。監督、お願いしますから竜崎とアーマのスピンオフを作ってください。hulu限定公開でいいので!お願いします!

 

10.三島

新生キラ様ばんざーい!最高です!

ほんとラストくらいまで竜崎と紫苑のキャラがめちゃめちゃ立っているので、こいつ無個性だし微妙だなあ……と思っていたんですが、約束の場所に来てからが本番でした。微妙とか言ってごめん。新生キラ様ばんざーい!ていうかちょっと狂った感じの東出昌大が最高なのかもしれん。

(ここから全部妄想です)

最初は純粋にキラ事件を追っていて(とはいっても、純粋な気持ちだけであそこまで追いかけるか?普通、とも思うので、ある意味キラ信者に近い存在だったんだと思う。病的にキラを追いかけるうちに信者のようなものになってしまった的な)、でもそこでキラの子供と魅上に出会ってしまい、成り行きとはいえそうしてデスノートを手に入れてしまう。ストックホルム症候群ではないけど、病的なまでにキラを追いかけていた三島は、ある種自分自身がキラになってしまったような錯覚?みたいなものを覚えてしまったんだと思う。この世で一番キラを理解しているのは自分だという無意識化の感情があって、だからキラを模倣して粛清を行い、キラウィルスを作り、紫苑を焚き付け、竜崎を殺した。三島にとってキラを模倣するのは容易いことだったのでは?あの時点で世界で一番キラに近い存在は三島なわけだし。犯罪者と探偵が表裏一体なのと同じように、キラとキラを研究するものは表裏一体みたいなところあると思います。

何がびっくりしたって、竜崎と出会った頃の三島はまだ新生キラだったってとこだよ!しかも死神の目を持っているキラだったわけ…。つまりベポを見た時も実は全然ビビってなかった可能性があるわけで…(この時点で所有権を放棄していたのかは謎)。いつからいつまでが新生キラで、いつから約束の場所までが三島なのか教えてほしい。気になりすぎる。

序盤意味深に壁に掛かった絵を見るシーンがあって、そこがずっと気になっていたんだけど、ラスト足を組んだ新生キラの三島がその絵を見るシーンがあって、これ伏線でしたか!ってわかってすごい興奮した。サイコパスみを感じる東出昌大、控えめに見て最高でしたので、もっとこういう役やってください。

ラスト、竜崎が三島になって三島として「死んで」、三島が竜崎となって「生きる」シーン、これからは三島がLの後継者としてキラ事件解決のため動き出すみたいな感じになってて、なんだよ大団円かよ…ハッピーエンドか…つまんねーな…と思ってちょっとがっかりしたんだけど(ここで過るミュージアムの煽り「あなたは最悪のラストを期待する」)、最後の最後でキラ(藤原竜也のほう)が「計画通りだ」って微笑む映像があってすごい興奮しました!パンフレットでは見た方の捉え方に委ねますと書いてあったので、わたしは「竜崎が三島として死んで、三島が竜崎として生きることになる」までが三島の、というか新生キラの計画だった説推します!Lとして生きることになった新生キラ、これで完全にキラの後継者になったわけです。キラの後継者というか、もうキラを超えてない?Lとしてキラを追うふりをしながら、新生キラとして存在し続けられる。しかも三島、死神の目持ってるしね。誰も勝てないのでは…表向きはLの後継者として事件を追いながらその実キラとして裁きを行い続ける…最悪の黒幕…最高…興奮する…こういうの大好き…スピンオフhuluで作ってください。

 

最後に一個だけ言いたいんだけど、作品を作るために必要だったとはいえ、キラ(藤原竜也のほう)ってあんな性格だったかな?キラの後継者になれ、とかいうようなキャラかな?自分だけがキラでありたい人があんなこと言うだろうか…そこだけがすごいもやもやします。他にやりようがなかったんだろうか。デスノートが六冊また地上に落ちた来た理由とかまあまあ納得いく理由作り上げたくせに、そこはがばがばなのどうにかなりませんでしたか?キラの後継者を残すために遺伝子をアメリカに送って秘密裏に子供作ってたとか笑っちゃったよ。竜崎も遺伝子残すための子供だったし、簡単に遺伝子残しすぎだし誰もそれを知らなさすぎ。月に至っては秘密裏に残さなくてもミサがいたじゃん!ミサを孤独から救ってやってくれよ!月が秘密裏に知らない女に子供産ませてたとか知ったらミサ死んじゃうよ!(もう死んでるけど)

キャラが結構よかっただけにちょいちょい意味わからない設定とか笑えるようなネタ仕込んでくるのが残念でした。ほんと月の遺伝子を残すために生まれた子供とか、その設定必要だった?三分くらいしか出てこなかったのに…。

 

最後までこの国を見捨てずにやろう(ネタバレ)

シン・ゴジラを観た。

映画『シン・ゴジラ』公式サイト

 

わたしのTLで流れてくる感想は評価が高いものが多くて、実は結構期待していた。だってゴジラだよ。怪獣じゃん。わくわくするよね。

ということで前日にMX4Dのチケットを取り(この時点でほぼ満席だった)、翌日わたしは一人で意気揚々と映画館に出掛けたのであった。日本で一番有名な生物に会うために。

 

 

 

 

 

ここからネタバレ入りますので気をつけてください!!!!

 

 

 

 

 

 

 

ちょーーーーー面白かった!!!!!!!わたしハリウッド版ゴジラしか観たことがないのだが、それを遥かに上回って面白かった。初代ゴジラを観た人たちはこんな気持ちだったのかな?あと、有名俳優女優がちょい役で出すぎ。前田敦子とか小出恵介とか一瞬しか写ってなかったけど…。

 

twitterで「ゴジラを観ていたら自然と涙が出た」ってツイートを見かけたけど、その意味が分かった。わたしも開始20分くらい、ゴジラが東京を破壊し始めたところくらいからずっと泣いてた。感動したとか切ないとかじゃなくて、ただただ、わたしの世界が壊されていくことに涙が出た。今までたくさん東京という街は破壊されてきて、こんな風に壊されるの初めてじゃないのに、なんだかひどく苦しかった。わたしの今生きている、この世界が圧倒的暴力で壊されていく。見たことのある景色があっという間にガラクタになることが悲しかった。

でも、わたしは観てられたけど、こういうシーン観ていられない人も多いと思う。それくらいあの大地震に酷似した描写が多かったもん。随所にそういう描写が散りばめられていて(原発の問題とか)、駄目な人は駄目だと思うし、そういう人は観ない方が心の安寧を保てる。

 

それからこれもtwitterで見かけた話だけど「会議シーンもっと多くても良い」って話、これはマジ。会議シーンがめちゃめちゃ面白い。みんな早口で時々何言ってるかわからない時あるけど……………特に高橋一生が時間が経つことにどんどん可愛くなるので、ファンの人は観た方がいいです。すごいかわいいです。あと二時間くらい会議シーンあっても良かった。あのこっちを置いてけぼりにしてどんどん進んでいく感じ、最高。

 

この映画ですごい印象に残っている言葉があって、それは予告でも聞けるんだけど、長谷川博己の「諦めず、最後までこの国を見捨てずにやろう」って言葉なんですけど…。

この言葉すごくない?私たちってこの国を見捨てることが出来るんだなって思った。考えたこともなかったけど、わたしたちこの国を見捨てることが出来る…極論も極論だけど日本にいる全人類が日本から出て行ったら、それら見捨てるってことになるんだろうな…それって怖くない?怖いよね?わたしは怖い。

ゴジラが出てきて日本が壊れて、放射能とかあって、どうやって勝てばいいのかもわからなくて、それでも「諦めず、最後までこの国を見捨てずにやろう」って言えるのって、そいう言葉を聞けるのって、すごい衝撃だった。

 

まだまだこの国は大丈夫だって、頑張れるんだって思った。

 

映画の中の話だし、映画の中の台詞だけど、この台詞を聞けて良かった。現実世界で色々なことが起こってて、嫌な事件が起こってたり、この国には嫌なことたくさんあるけど、でもそれでも「諦めず、最後までこの国を見捨てずにやろう」!わたしは日本が超超超好きだし、ずっとここにいたいと思うよ。ほんとに。

 

現実対虚構ってアオリだったけど、虚構(映画)から現実への応援歌のようにも見えた、とても面白くて、辛くて、勇気が出てくるような映画でした。ゴジラ観たことなくても全然楽しめるし、気になったらぜったいぜったい観てほしい!楽しめる!わたしももう一回観たいと思いながら、地元での上映時間を調べるのであった。